武蔵野の面影残る国分寺のオアシス「殿ヶ谷戸庭園」

ばしょ

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国分寺駅南口からわずか徒歩2分のところに、素晴らしい庭園があるのをご存知ですか。四季折々の樹木や草花が生い茂り、東京都名湧水57選に指定された湧水もある癒しの空間です。

 

国分寺崖線と次郎弁天池

殿ヶ谷戸庭園は国分寺崖線の地形を利用した、最大高低差約10mの起伏に富んだ回遊式林泉庭園です。湧水と傾斜面の雑木林、山野草の緑地など、豊かな自然環境を生かした芸術性の高い景観がみどころです。

もともとは南満州鉄道副総裁であった江口定條(さだえ)の別邸として建てられ、昭和初期には三菱財閥岩崎彦彌太が改修を加え、別荘として所有していました。平成23年には、別荘庭園として多摩地域初の国名勝に指定されました。

庭園の最上部の平坦面は広い芝生の洋風庭園になっていて、崖面の傾斜地はアカマツや孟宗竹の竹林に覆われています。崖下の最下部には湧水が流れ込む「次郎弁天池」があり、風情ある和風庭園となっています。

紅葉亭から見下ろす優美な景観

紅葉亭(こうようてい)と名付けられた茶室は、次郎弁天池を見下ろす高台に建てられています。その名の通り、秋には池にかかる見事なイロハモミジの紅葉を観賞することができます。紅葉亭のすぐ脇には、井戸水を利用したししおどしがあり、美しい和風庭園を眺めながら心地よく響く音を聞いてると、時が経つのを忘れてしまいます。

 

四季折々の様々な情景に出合える

園内には約200本のイロハモミジが植えられており、紅葉の名所としても有名です。晩秋にはモミジの葉が燃えるような真紅に染まり、絶景を求めてたくさんの人が訪れます。例年11月下旬から12月上旬に紅葉の見頃を迎えます。

春にはカタクリ、藤、サツキが咲き、夏は紫陽花やオニユリで彩られ、秋には小さな紫の花をつける萩のトンネルが現れます。寒くなると、冬の風物詩雪吊りの実演も見学できます。一年を通して自然あふれる美しい景色を楽しむことができる魅力的な場所です。

開発が進む駅前に立地する個人の庭園が、100年もの間生き残ってきたことはとても貴重です。一度に限らず、季節を変えてぜひ何度でも訪れてみてください。

 

●殿ヶ谷戸庭園

https://www.tokyo-park.or.jp/park/tonogayato/

 

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